クレジットによる購入は、便利で得をしているように一見して思えますが、手数料を金利の面からみると決してそうではありません。

一括払いで支払う場合は、もちろん手数料は必要ありませんが、分割払いの場合には、その分割回数に応じて手数料が定められています。
カードの分割払いとは、クレジットカードで購入した商品やサービスの代金を2回払い、3回払い、5回払い、6回払いから24回払いといったように、利用の際に支払い回数が指定できる方法をいいます。

自分の支払えるペースに合わせながら計画的に支払いが出来る便利なシステムですが、信販会社によって複雑なところもあるためこのページで理解を深めながら、賢い方法でクレジットカードを利用して貰えたらと思います。

分割払いで商品等購入した場合は原則として金利手数料は必須

商品を分割払いで購入した場合、基本的に手数料が必要となります。

一括払いで支払う場合とは違い、何回かに分けて支払うため、手数料がかかるのは当然のことです。
分割払いを利用したい時には、お店で「分割払いでお願いします」と言えばいいですが、信販会社によっては支払いの回数は最初から決まっている回数以外、指定することは出来ません。

例えば、三井住友VISAカードの場合は3・5・6・10・12・15・18・20・24回の中から、希望の支払い回数が指定できます。
この9種類の支払い回数は一般的であり、24回は24カ月、すなわち最長2年で支払いを終えるのが標準となっています。

中にはセディナカードでは30・36回までの支払い(24~36回払いは、カードの利用代金20万円(税込)以上が対象)ができるのもあったり、さらに42・48・60回払いができるイオンカードもあります。

信販会社で決められた回数はありますが、だからと言ってすべてのお店で分割払いが使えるかというとそうでもありません。
お店によっては支払い回数が決まっています。
それはお客さんが分割払いにすることによってお店側は、手数料がかかったり入金が遅れるなどのデメリットもあるからです。
そのため分割払いにする場合、注意が必要です。

お店や購入する商品や金額によって分割払いの回数が異なるため、購入前にお店やショップ等で確認をしてみるといいでしょう。

2回払いであれば手数料がかからないことが多い

分割払いは2回払いであれば手数料がかかりません。2回払いというのは分割払いと呼ばないため、手数料が必要となるのは3回払い以上の場合となります。

例えば10万円の買い物をカードを使って支払った場合、

  • 1回払い→翌月支払日に10万円を支払う
  • 回払い→翌月支払日に5万円、翌々月支払日に5万円を支払う

この場合、合計支払い金額は例え2回払いでも10万円となります。

但し、例外もあります。旧形態の加盟店契約が残っているライフカードのような場合は、一部の販売店で実質年率10%の手数料がかかります。
また、ポケットカードは実質年率15%の手数料がかかったり、ジャックスカードはソフマップでの利用時に手数料がかかります。

他に外資系クレジットカード会社が発行するアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやダイナースクラブカードは、2回払いを利用できないクレジットカードも一部存在します。

分割払いの手数料はどれくらいするの?

分割払いの手数料は信販会社によって多少の差があります。
ここで、数社のカードを比べ、表にしてまとめてみました。

  ライフカード オリコカード MUFGカード 楽天カード イオンカード

支払い回数

実質年率

1回

0%

0%

0%

0%

0%

2回

0%

0%

0%

0%

0%

2回

10%

3回

12.20%

12.20%

12.25%

12.25%

10.05%

5回

13.50%

13.50%

13.50%

13.50%

11.13%

6回

13.80%

13.90%

13.75%

13.75%

11.43%

10回

14.50%

14.60%

14.50%

14.50%

12.04%

12回

14.70%

14.80%

14.75%

14.75%

12.19%

15回

14.80%

14.90%

15.00%

15.00%

12.31%

18回

14.90%

15.00%

15.00%

15.00%

12.38%

20回

14.90%

15.00%

15.00%

15.00%

12.40%

24回

15.00%

15.00%

15.00%

12.42%

30回

15.00%

12.39%

36回

15.00%

12.34%

42回

12.28%

48回

12.20%

60回

12.04%


この表から、目に見えて年利が断然低いのはイオンカードですね。
年利の差が利息にどのくらいの影響を及ぼうかと言うと、例えばの例でみていきましょう。

10万円のカメラを購入して5回払いで支払った場合、ライフカードをはじめとするオリコ、MUFG、楽天カードは年実質年率は13.50%、イオンカードは11.13%です。

実際にそれくらいの金利手数料が必要になるのか計算してみると、次のようになりました。

<ライフ・オリコ・MUFG・楽天カード>実質年率13.5%の場合

回数 支払額 残高

1回目の支払い

2万円+(10万円×13.5%÷365日×30日)=2万+1109円(手数料)

10万

2回目の支払い

2万円+(8万円×13.5%÷365日×30日)=2万+887円(手数料)

8万

3回目の支払い

2万円+(6万円×13.5%÷365日×30日)=2万+665円(手数料)

6万

4回目の支払い

2万円+(4万円×13.5%÷365日×30日)=2万+443円(手数料)

4万

5回目の支払い

2万円+(2万円×13.5%÷365日×30日)=2万+221円(手数料)

2万

合計支払額

10万+3325円(手数料)

0

<イオンカード>実質年率11.13%の場合

回数 支払額 残高

1回目の支払い

2万円+(10万円×11.13%÷365日×30日)=2万+914円(手数料)

10万

2回目の支払い

2万円+(8万円×11.13%÷365日×30日)=2万+731円(手数料)

8万

3回目の支払い

2万円+(6万円×11.13%÷365日×30日)=2万+548円(手数料)

6万

4回目の支払い

2万円+(4万円×11.13%÷365日×30日)=2万+365円(手数料)

4万

5回目の支払い

2万円+(2万円×11.13%÷365日×30日)=2万+182円(手数料)

2万

合計支払額

10万+2740円(手数料)

0

結果的に金利手数料としてかかったのは「ライフ・オリコ・MUFG・楽天カード」では3325円、「イオンカード」では2740円でした。

金利の差が2.37%で金額の差は585円。

大したことないと言われればそれまでですが、僅かな金利の差で600円近くの支払い差があるため、各カード会社を選ぶ基準も大切ですが、何と言っても数千円もの手数料がかかってきてしまうため、2回払いまでか、もしくは夏や冬のボーナス一括払いにして、例えば毎月2万円づつ貯めておいてボーナスでまとめて払った方が、無駄な手数料がかからずお得に買い物ができることがわかります。

ボーナス払いの仕組みとは?

先ほど出てきた夏・冬のボーナス一括払い。

このボーナス払いというのは、商品を買っても翌月に引き落とされるのではなく、数ヶ月後に支払いを先延ばしにできるため、上手に利用すれば、分割払いで手数料プラスされて毎月払うよりもお得に家計の節約となってくれることがあります。

ではこのボーナス払いで支払ったときの手数料はいったいどれくらいかかるのかをみていきましょう。

ボーナス払いの手数料はどれくらいするの?

ボーナスは基本的には夏と冬の時期、年2回支払われることが多く、支払い時期としてはおおよそ平均して6月と12月となっています。

企業によってはその支払い時期は前後しており、夏のボーナスが「6月~8月」、冬のボーナスは「12月」に支給されるのが通常のようです。
公務員のボーナス支給日は夏が6月30日、冬が12月10日と法律や条例で定められています。

よくTVのニュースなどでも、「国家公務員に30日、夏のボーナスが支給されました。管理職を除く行政職職員(平均〇歳)の平均支給額は、前年夏と比べ約〇万円増の約〇万円となった。」などと放映してますよね。

クレジットカード会社でもそのような企業のボーナス日に合わせて支払日を、夏は6月・7月・8月、冬は12月・1月としてくれているところも多いようです。

ではそんなボーナス払いの手数料はどれくらいするのでしょうか。
もしかしたらボーナス払いで手数料が発生するクレジットカード会社があるのでは・・・?と思って調べてみましたが、ボーナス一括払いで金利手数料が取られることはまずはないようでした。

通常の一括払いと同様にボーナス一括払いも、手数料なしで利用することが出来るのでホッとしますよね!
では普通の一括払いとボーナス払い、何が違うのかと言うと支払日が違うようです。

通常の一括払いというのは購入月のおおよそ翌月に支払日がやってきますが、ボーナス一括払いの場合は夏冬のボーナス時期に支払日がやってくる、この違いです。

ボーナス払いの支払い猶予は、最長7か月も!

では、いつ購入した分が夏・冬のボーナス払いとなるのかと言うと、クレジットカードを利用した月日でボーナス払いが夏になるのか、冬になるのかが変わってくるのです。

そのため、この購入日というのが非常に重要となり、また、ボーナス払いが利用出来ない期間も存在します。そのため、高額な商品を購入する際は十分気を付けてクレジットカードを利用した方がいいでしょう。

では具体的にいつ買った分が夏・冬どちらのボーナス一括払い日となるのか、どれくらいの支払日の猶予があるのかそれぞれのクレジットカード会社を見てみましょう。

<ライフカード>のボーナス払いについて

  取扱い期間 支払い月

夏のボーナス

12月16日~7月15日

8月

冬のボーナス

7月16日~12月15日

翌年1月

利用不可期間

なし

手数料

無料

備考

海外では利用不可
加盟店によっては、取扱期間・支払月が異なったり、一部ボーナス一括払い不可の商品・サービスがあり。

<オリコカード>のボーナス払いについて
オリコカードはボーナス払い利用可能期間を定めていないようです。
そのため利用する店舗次第になるということです。
ボーナス払いの返済月は、夏期6月・7月・8月、冬期12月・1月のうちから買い物の際に指定できます。

<MUFGカード>のボーナス払いについて
三菱UFJニコスが発行するクレジットカードには「MUFG CARD」「DCカード」「NICOS CARD」の3種類があります。
MUFGカードとDCカードの場合のボーナス払いとNICOSカードのボーナス払いでは支払日が異なります。

MUFGカード、DCカード

  取扱い期間 支払い月

夏のボーナス

12月16日~6月15日

8月10日

冬のボーナス

7月16日~11月15日

翌年1月10日

利用不可期間

6月16日~7月15日、11月16日~12月15日

手数料

無料

NICOSカード

  取扱い期間 支払い月

夏のボーナス

12月16日~6月15日

6月・7月・8月のいずれかの27日

冬のボーナス

7月16日~11月15日

12月、翌年1月のいずれかの27日

利用不可期間

6月16日~7月15日、11月16日~12月15日

手数料

無料

<楽天カード>のボーナス払いについて

  取扱い期間 支払い月

夏のボーナス

2月1日~6月末日

6月・7月・8月のいずれかの27日

冬のボーナス

9月1日~11月末日

12月、翌年1月のいずれかの27日

利用不可期間

7月1日~8月31日、12月1日~1月31日

手数料

無料

備考

取扱期間については各店舗によって異なる

ボーナス2回払いの場合は実質年率13.89%

<イオンカード>のボーナス払いについて

  取扱い期間 支払い月

夏のボーナス

11月21日~6月20日

7/2, 8/2, 9/2のいずれか

冬のボーナス

6月21日~11月20日

1/2

利用不可期間

なし

手数料

無料

備考

利用金額1万円以上から、1年中取り扱い

ご利用金額5万円以上から、手数料3%で利用可能

<三井住友VISAカード>のボーナス払いについて

  取扱い期間 支払い月

夏のボーナス

12月16日~6月15日

8月10日

冬のボーナス

7月16日~11月15日

翌年1月10日

利用不可期間

6月16日~7月15日、11月16日~12月15日

手数料

無料

備考

取扱期間については各店舗によって異なる

<JCBカード>のボーナス払いについて

  取扱い期間 支払い月

夏のボーナス

12月16日~6月15日

8月10日

冬のボーナス

7月16日~11月15日

翌年1月10日

利用不可期間

6月16日~7月15日、11月16日~12月15日

手数料

無料

備考

海外では利用不可

取扱期間については各店舗によって異なる

ほとんどのクレジットカードでは利用できない期間というのが設けられていますが、中にはライフカードやイオンカードのように年中ボーナスを利用できるものもあります。
6月や7月に購入したものを来年1月に支払うという最長7ヶ月もの間猶予されることもあります。

まとめ ボーナス払いの注意点

1回払いなら手数料もかからず、支払いも猶予がある便利なボーナス払い。
手数料不要というお得感も見逃せませんよね!
今まで使ったことがない!ボーナス払いがあるなんて知らなかったという方はぜひ利用してみるのもいいかもしれません。

しかしクレジットカード会社によってそれぞれ細かい取り決めがあるため、ご自分の持っているクレジットカードのボーナス払いが使える期間を確認しながら利用すると良いでしょう。

ボーナス払いを利用するのにあたって、最後に大まかな注意事項をまとめたいと思います。

海外では利用不可

ボーナスというのは日本だけの習慣です。そのため海外で利用する際の支払い方法は、1回払いのみとなります。
ただし、帰国後リボ払いに変更することによって数回に分けて支払うことは可能です。

利用できない時もある

ボーナス払いは、一部のカードでは一年中利用できるカードがありますが、ほとんどのカードで利用できない時期があります。
自分の手元にあるクレジットカードのボーナス払いが使える期間を前以て確認するなど事前に知っておくと
いいでしょう。

お店によっては支払期日など対応が異なることもある

クレジットカード会社によってあらかじめ利用できない期間というのはありますが、お店によってボーナス払いの取扱対象期間や支払期日が異なることがあります。その他に、例えばイオンカードのように利用金額が1万円以上から取り扱いOKなどのケースもあるため、注意が必要です。

限度額を圧迫する恐れがある

ボーナス払いは、実際の支払いが終わるまではカード利用額の限度額を圧迫します。
そのため、高額な商品を購入した場合、他に購入したくなった商品をが出てきたとしても、限度額が原因でカードが利用できなくなる恐れがあります。